※この記事は、88鍵ではなく32鍵のグランドピアノを紹介するものです。
どうも、さいとうパパです!
突然ですが、お子さんにはどんな習い事をさせてあげたいですか?
僕はダントツでピアノを弾かせてあげたいです!
ピアノは数ある楽器の中でも、トップレベルで難しい部類に入るそうです。
右手と左手を同時に使い、さらに右手5本左手5本、計10本の指が全て異なる動きをしますもんね。
さらに楽譜も読んでペダルも踏んで・・・と、頭をめちゃめちゃ使っていますね。
そうです!これが脳の発達にとても良い刺激となるのです!
ということで、ピアノ経験者の僕が1歳の誕生日に息子へプレゼントした、カワイの「グランドピアノ(32鍵)」についてレビューしたいと思います。
良い点悪い点、全て包み隠さずお伝えしますので、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
正式名称は、「グランドピアノ 1144」と言います。
「グランドピアノ(32鍵)」とは?
ブランド | 河合楽器製作所 |
商品名 | グランドピアノ ナチュラル 1144 |
---|---|
色 | ナチュラル |
鍵盤数 | 32鍵(F5~C8) |
本体材質 | 木材 |
鍵盤材質 | PS樹脂 |
音源 | アルミパイプ |
重量 | 3.1kg |
サイズ | 42.5×45×20 cm(脚付き・蓋閉じ状態) |
音程精度 | 基準音 -10~+20セント |
対象年齢 | 3歳以上 |
生産国 | 日本 |
ST基準 | 不適合(落下テストのみ基準未達) |
定価 | 25,300円(税込) |
発売日 | 2016年7月 |
公式サイト | https://www.kawai.jp/product/minipianogp_natural/ |
まずはじめに、今回紹介するピアノは「88鍵」ではなく、「32鍵」です。
88鍵は学校の音楽室やコンサートホールなどでよく見る、いわゆるみなさんが想像する「ピアノ」です。
一方で32鍵は、子供向けの小さなピアノです。
88鍵盤のピアノを探しているんだ!というピアニスト様は、どうかそのまま左上にある「←」をポチっと・・・お願いします^^;
グランドピアノ(32鍵)とは、カワイが販売している子ども向けの小さなピアノです。
カワイ(河合楽器製作所)は、静岡県浜松市に本社を置く、言わずと知れた超有名楽器メーカーです。
そんなカワイが販売しているピアノなので、品質にはとても安心感がありますね。
実はカワイは32鍵や25鍵の小さいピアノを多数展開していて、今回紹介するグランドピアノはその1つです。
現在、カワイは大きく以下の5つの子供向けピアノを販売しています。
- ミニピアノ
- ミニグランドピアノ
- アップライトピアノ
- グランドピアノ
- HIDAグランドピアノ
下へいくほど高価になりますが、ミニピアノであれば10,000円以下で購入できます。
一番お高い「HIDAグランドピアノ」は、なんと定価110,000円・・・(驚
キャッチコピーは”小さなピアニストに、小さな本物を。” ・・・カッコよすぎる。
そして、本気でピアノを弾かせてあげたいと思っているので、もちろん僕はHIDAグランドピアノを・・・買えませんでした!笑
うちの怪獣息子に渡したら、すぐバキバキに壊されるのが安易に想像できたので、「グランドピアノ」をプレゼントしました。
カワイ 子供向けピアノの種類
カワイの子供向けピアノは多数展開しているので、pdfにまとめてみました。
画像も貼っておきますね。
生産終了品も多かったので見づらいですね^^;
生産終了品を除外したものも作成しました!
リンクも貼り付けておきますね^^
以降、僕が購入した「グランドピアノ 1144」について解説していきます。
スペックは?
価格
定価で25,300円(税込み)です。
僕は楽天で18,000円程で購入しました。
少し高いと感じるかもしれませんが、僕はそれ以上の価値があると感じました。
1歳でも弾けるグランドピアノは、他に類を見ません。
”キーボード”ではなく”グランドピアノ”、ここがミソです!
自分が鍵盤をタッチする強さで音色が変わる、これはグランドピアノだからこそできる表現で、本当に大事なことだと思います。
強くタッチしたら力強い音が、優しくタッチしたら繊細な音が、そしてタッチの強さを左右の手で変化させることで曲の雰囲気が変わる・・・これです!
自分の弾き方次第で曲の雰囲気が変わる、つまり自由に曲調をコントロールできるので、表現することの楽しさが芽生え、表現力が身に付きます。
テンポの良い曲調、しんみりした曲調、壮大な曲調等々を理解することで、情緒を養い、感性豊かな人へと成長するのではないでしょうか。
”ピアニストになれ”とは言いません。
ただ、将来への選択肢をたくさん与えてあげるのが親の務めだと僕は思っています。
そのうちの人生を大きく左右する選択肢をこの価格で購入できるのは、かなり安いと思いませんか?
ディズニーランドのお土産コーナーに売っているせんべいくらい安すぎます。
他のお土産あんなに高いのに、なんでせんべいだけこんなに安いの???っていうくらいの、驚きの安さです。
安いしたくさん入ってるからテンション上がってお土産に買おうと思ったけど、「ディズニーのお土産にせんべいって・・・」ってすぐ冷静になって、結局ディズニーっぽい高いお土産を買う羽目になっちゃうんですよね。
・・・脱線してしまいました(汗
将来の選択肢をあたえるだけでなく、性格にも良い影響をあたえ、表現することの楽しさ、音を奏でることの楽しさも知ってもらえますよ。
おまけに、小さいピアノを一生懸命弾くかわいらしい姿も見れちゃいますよ!笑
これだけの未来が詰まってこの価格は、かなり安い投資ですね!
材質
本体は木材、鍵盤は白鍵も黒鍵も樹脂です。子ども向けなので、88鍵より軽い弾き心地になるよう、軽めの素材を使用しているのだと思います。
外観は全てナチュラルカラーで統一されているので、置いておくだけでお部屋のインテリアとしても活躍してくれますよ。
木材でできていますが、もちろんささくれは無く、角も丸く加工されているので、頭をぶつけても怪我は防げると思います。
サイズ
幅42.5cm、奥行き45cm、高さ20cm(屋根は閉じた状態)です。
と言われても、ピンときませんよね^^;
ディズニーランドのチキンレッグ10個分くらいです。
・・・
・・・
1人暮らし用の電子レンジくらいのサイズ感です。
重量
3.1kgです。
と言われても、ピンときませんよね^^;
ディズニーランドのチキンレッグ30個分くらいです。
・・・
・・・
・・・
牛乳パック3本分の重量感です。
電源
88鍵のアップライトピアノやグランドピアノと同じく、アコースティックピアノなので電源は不要です。
音色
個人的に惜しいなぁと思った点が、音色です。
まず、ピアノの音ではありません。
鉄琴やオルゴールの音に近いです。
音源がアルミパイプなので、鍵盤を叩くとアルミパイプが叩かれ、音が出る仕組みなんだと思います。
こればかりは仕方がないですね^^;
ピアノ線なんて張っていたら高価なものになってしまいますし、仮にピアノ線を張れたとしても、短すぎて極端に高い音になり、やはりピアノの音は再現できないと思います。
録音された音を出すという手もありますが・・・うーん、電子的な音より生の音の方がなんか良くないですか?笑
あ、ちなみにこの32鍵ピアノは、生の音です!
ま、ピアノの音ではなくても子どもが受ける恩恵は変わらないと思います。
子どもの成長と一緒に、ピアノもグレードアップしていきましょう!
参考までに、僕の計画はこんな感じです。
- ~5歳くらい:32鍵ピアノ(この記事で紹介しているピアノ)
- 6~12歳くらい:88鍵の電子ピアノ
- 13歳~:アップライトピアノ、若しくはグランドピアノ
鍵盤の数
みなさんが想像する、いわゆる”グランドピアノ”は88鍵、今回紹介する32鍵グランドピアノは32鍵です。
88鍵は「ラ(A)」から始まり、7オクターブ上の「ラ(A)」まで上がって、さらに上の「ド(C)」まであります。
一方で、32鍵は「ファ(F)」から始まり、2オクターブ上の「ファ(F)」まで上がって、さらに上の「ド(A)」まであります。
まとめるとこんな感じです。
88鍵 | 32鍵 | |
鍵盤数 | 88 | 32 |
最低音 | ラ | ファ |
最高音 | ド | ド |
オクターブ数 | 7+シド | 2+ソラシド |
余談ですが、グランドピアノの鍵盤数は88鍵・・・ではなく、97鍵のも存在するみたいです。
これが鍵盤数最大のピアノですが、標準の最低音「ラ」よりさらに下の「ド」まで弾けるそうです。
そのピアノは、世界三大ピアノメーカー「ベーゼントルファー」の「インペリアル」というモデルです。
どちらも技の名前でありそうでかっこいいですね笑
そしてなんとこのピアノ、SEKAI NO OWARIのスノーマジックファンタジーなどで使用されているみたいです!
低音部なので聞き取るのが難しいかもしれませんが、興味のある方は耳を澄まして聞いてみてください^^
音程の精度
基準ピッチA=442Hz。各音は基準音-10セントから+20セントに入るように調律しています。(※セントは半音の1/100の単位)
カワイ グランドピアノ ナチュラル 1144より
・・・難しい話ですが、例えば「ド」と「ド#」は半音違いますよね。
その半音をさらに100個に分割したものが「1セント」になります。
つまり、「ド」と「ド#」の鍵盤の間にさらに100個くらい鍵盤があるイメージです。
「ド」から1個右の鍵盤へ移ると、「+1セント」となります。
「ド」の音と、そこから20個目にある鍵盤を弾き比べた時、あなたは違いがわかりそうですか?
おそらく僕含め一般の方には、かなり難しいと思います。
全32個ある鍵盤全てが、各音から20個目にある鍵盤の音以内に調律されているとのことです。
もはや子ども用おもちゃの域を超えています笑
「セント」については、小林ピアノ調律所さんのページで詳しく解説されていたので、もっと知りたい方はそちらもご覧になってみてください^^
実際の音色
カワイのyoutubeチャンネルにデモ演奏がたくさんアップされています。
カワイが販売している子供向けピアノの音源は、全て同じでアルミパイプとなっています。
そのため、どれも参考になるかと思います。
再現性
再現性が高い点、低い点を以下にまとめました。
再現性が高い点は、
再現性が高い点
・タッチの強さで音に強弱をつけられる
・高級感のあるフォルム
・鍵盤の感触
・屋根が開けられる(閉めることもできる)
・突上棒(屋根を支える為の棒)がある
・鍵盤根本にほこりよけ?の赤いモフモフがある(笑)
です。
やっぱり鍵盤をタッチする強さで音に強弱をつけられる点が、最大のメリットですね。
表現力が身に付き、情緒が養われ、感性豊かな人へと成長する為の糧となるはずです。
屋根に関しては、閉じて弾いても音ごもりはありませんが、開くと一気に音が広がって気持ちよく演奏ができますよ^^
ちなみに屋根を開くとこんな感じになっていて、お子さんが手を入れても大丈夫な作りになっています。
鍵盤根本にあるあの赤いモフモフって、ほこりよけで合っていますか??
役割は不明ですが、あれがピアノのエレガントさを一層引き立たせるんですよね^^
ここまで再現されているなんて、カワイのこだわりが伝わってきます。
一方で、
再現性が低い点
・音色が異なる
・ペダルがない
・鍵盤蓋がない
・譜面台がない
・鍵盤が比較的軽い
といった感じです。
正直乳幼児に弾いてもらう上では必要ないか、むしろその方がいい!という点ばかりです。
音色が違くても本来の目的は果たせます。
むしろ電子音ではなく生の音を出すというカワイの努力に、拍手喝采です!
ペダル、鍵盤蓋、譜面台は無くても全く問題ありませんし、多分あっても使わないですよね笑
鍵盤が軽い点については、88鍵のピアノくらいの重さになってしまうと、子どもの小さな手では音を出すのに精一杯で音の強弱どころではなくなるか、そもそも音を出せないかもしれません。
本当、子どもの事をよく考えて作り込まれていますね。
注意点
屋根や突上棒を破壊される恐れ有り
みなさんが一番心配している点が、これだと思います笑
屋根にはロック機構がなく、さらに重量も軽いので、誰でも開けられちゃいます。
1歳や2歳のわんぱくっ子でも、です。
その為、一度屋根が開けられることを知ると、もう開けずにはいられません(汗
力の加減を知らないので、屋根や突上棒を破壊されてしまう恐れがあります。
対策としては、100均に売っているような、赤ちゃんが引き出しを開けられないようにするストッパー?をつけることでしょうか。
ちょっと不格好になりますが、壊れてしまっては元も子もないので、ここは目をつぶりましょう。
よっかかると、場所によっては横転する
脚が4つあるので、子どもがよっかかってもピアノは横転しないと思いますよね?
残念ながら、1か所だけよっかかると横転します^^;
それはどこかというと、この部分です。
ここにピンポイントでよっかかることはほとんど無いと思いますが、よっかかって横転してしまうと、両者それなりのダメージを喰らってしまうのでお気をつけください。
☆全体的に、けっこう丈夫です!
注意点ではありませんが、子ども向けのためか作りはけっこう丈夫です。
僕が購入してから半年経ちますが、これまで幾度となく息子がピアノに乗っかったり、本体や鍵盤を木製の積み木で叩いたり、屋根や突上棒で遊んだりしていますが、なんと無傷です!
あまり神経質にならず、上記のようなことをされた場合は、優しく叱ってあげてください笑
まとめ
今回僕が購入したグランドピアノは決して安くありませんが、価格以上の価値があると思います。
破壊されるリスクもありますが、それでも「買ってよかったなぁ」と感じています。
音は綺麗で癒されますし、見た目もナチュラルカラーでインテリアにも馴染みます。
何より、子どもの将来性に大きく影響すると思いますので、コスパ最強です。
もちろん価格を抑えたシリーズや、反対により本格的なシリーズもラインナップされていますので、お子さんのためを思って是非検討してみてください!
悪(小) ⇔ 良(大) | |
総評 |
ではまた!